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行政書士がレンタルオフィスで開業するには?事務所要件に基づくチェックポイント
行政書士として開業や移転、事業拡大するにあたって、事務所設立の費用と時間的な損失を最小限に抑えたいなら「レンタルオフィス」を活用してみませんか。この記事では、法律で定められる事務所要件に基づき、レンタルオフィスを選ぶ際にチェックすべき9つのポイントについて解説します。
レンタルオフィスは行政書士の事務所として利用可能
レンタルオフィスは、行政書士の事務所として開業申請が可能です。一等地や有名ビジネス街の事務所がリーズナブルに利用できるうえ、必要な設備があらかじめ整っているため、行政書士としての品位保持やブランディング、開業コストの節約につながるでしょう。
ただし、行政書士の事務所として利用できるのは、一定の事務所要件を満たす場合のみです。開業の申請時には、事務所の外装・内装の写真や建物内の配置図、事務所の使用権が確認できる書類などの添付が求められるため、要件をすべて満たすオフィスを選定しなければなりません。また、都道府県によって事務所要件が異なる場合もあるので、開業予定地を管轄する行政書士会に確認しておくとよいでしょう。
なお、レンタルオフィスの詳細はこちらの記事をご参照ください。
レンタルオフィスとは?種類・従来のスタイルとの違いとメリット・デメリットを解説
行政書士の事務所要件に基づくレンタルオフィス選定時のチェックポイント

ここでは、行政書士に定められる事務所要件を踏まえ、レンタルオフィスの選定時にチェックすべき9つのポイントについて説明します。
事務所設置に対応しているか
行政書士の事務所としてレンタルオフィスを利用するためには、事業用の住所に対応したサービスであることが前提です。レンタルオフィスによっては、当該住所を利用した開業や事務所設置を認めていない場合があるため、管理規約や問い合わせなどで申請の可否を事前にチェックしておきましょう。
物理的実体があるか
行政書士は、規定により、物理的な実体を持たない仮想のワークスペースは事務所にできません。従って、仮想ワークスペースであるバーチャルオフィスでは開業が許可されないので注意してください。
独立性が確保できるか
行政書士の事務所は、自身が主体として管理・運営する、施錠可能で独立したスペースであることが求められます。ゆえに、パーテーションで仕切られたブースタイプのシェアオフィスは行政書士の事務所にはできません。加えて、従業員の事務スペースと、来客対応や打ち合わせに利用できる会議室・ラウンジなども必要です。なお会議室が別途レンタル制の場合、予約が埋まっていると利用できないため、部屋数の豊富なレンタルオフィスを選びましょう。
公正保持の規定が守れるか
行政書士法第9条により、行政書士の事務所では、業務の帳簿および関係書類を帳簿閉鎖から二年間保存しなければなりません。また同法第12条により、行政書士には守秘義務が課せられるため、施錠可能な金庫や書庫など厳重な管理が可能な設備が不可欠です。従って、行政書士の事務所にするなら、守秘義務と適切な帳簿の備付および保存に関するルールが守れる設備が整っていることが求められます。
個別の表札が掲げられるか
行政書士法施行規則第2条の14により、事務所にはそれを明示する表札の掲示が必要です。また万が一、業務停止となった場合には、その間、表札を撤去しなければなりません。そのため、行政書士の事務所としてレンタルオフィスを利用する際には、表札の掲示とその移動が自由にできるサービスであることが条件となります。
職業人としての品位が保てるか
行政書士法第10条により、行政書士には自らの品位を保つ義務があります。事務所に関しても同様であり、品位や信頼性が保持できる外装・内装を備えたレンタルオフィスであることが選定の条件です。
必要な設備が整っているか
行政書士の開業申請の際には、業務に必要なオフィス家具と各種ビジネス設備が備わっているかどうかがチェックされます。また、防犯・プライバシー対策が施された郵便物の管理システムや、防火・消火設備も不可欠です。上記の設備は自身で一からそろえることも可能ですが、あらかじめ整備されたレンタルオフィスならコストと手間が省けます。サービスによって備え付けの内装が異なるため、事前に確認しておきましょう。
通勤しやすいか
都道府県によっては、行政書士の事務所までの通勤時間が定められている場合があります。例えば、東京都行政書士会の規定では、おおむね2時間以内で通勤できることが条件です。通勤のしやすさは働きやすさにも直結するため、アクセスの良いレンタルオフィスを選定しましょう。
法人化に対応しているか
法人化の予定がある場合は、会社設立の対応の可否も重要なチェックポイントです。なお、同一名称を複数の行政書士で使用するのは禁止であり、共有する場合は法人化しなければなりません。サービスによっては法人の住所として利用できないことがあるため、開業の可否だけではなく、会社設立に関する規定も事前にチェックしておくとよいでしょう。
エグゼクティブセンターが行政書士事務所として選ばれる理由
数あるレンタルオフィスの中から、行政書士の事務所要件を満たし、事業の特性に合うサービスを選び取るのは難しいものですよね。利便性とコストパフォーマンスに優れるレンタルオフィスをお探しなら「エグゼクティブセンター」を検討してみませんか。
行政書士の事務所にふさわしい、ハイグレードな立地と内装・外装、一流のビジネスサポートをリーズナブルに提供するサービスオフィスです。ここからは、当社が行政書士のワークスペースに適している6つの理由を紹介します。
なお、サービスオフィスとはどのようサービスなのかを詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
サービスオフィスとは?シェアオフィス・レンタルオフィスとの違いや活用シーンを紹介
ラグジュアリーな立地とオフィス外観
エグゼクティブセンターのアドレスは、すべてビジネス一等地です。東京9拠点・横浜の、アクセス良好かつ一流のビジネスが入居する有名オフィスビルにワークスペースを構えています。高級感のある立地は、事業のイメージや信頼性の向上に貢献するでしょう。
>>エグゼクティブセンターの拠点一覧はこちら
プライベートかつ高性能な内装設備
エグゼクティブセンターの占有ワークスペースは、完全個室の独立したプライベート空間です。有名ブランド家具や最先端のオフィス機器を備えた内装で、ビジネスの円滑な進行をサポートします。事務所名を入れた表札や、レイアウトのカスタマイズなど、より洗練かつ独立したオフィス環境が整う充実のサービス内容です。
>>エグゼクティブセンターのプライベートオフィスの詳細はこちら
ハイレベルなセキュリティ環境
エグゼクティブセンターは、オフライン・オンラインともにハイセキュリティです。エントランスには有人受付を設置し、不審者や関係者以外の侵入をガードします。もちろん占有個室は施錠可能であり、利用者は24時間キーレスアクセスが可能です。また独自のミニデータセンターを展開し、サーバーラックと専用キャビネットを提供しています。サーバールームへの入室時には当社スタッフが同行するほか、あらゆるセキュリティリスクを軽減する仕組みが整っているので安心です。
>>エグゼクティブセンターのミニデータセンターの詳細はこちら
充実した専門的なオフィスサービス
エグゼクティブセンターが提供するオフィスサポートは、一流のビジネスコンシェルジュサービスです。来客・電話の一次対応から秘書・経理などのバックオフィス、ビジネス・ITのコンサルティングまで、専門的なサポートサービスを展開しています。また、移転サポートや事業拡大、リモート管理など、利用開始直後からの切れ目のない支援を欠かしません。リソースや課題に合わせて活用し、ビジネスのポテンシャルを高めましょう。
>>エグゼクティブセンターのビジネスコンシェルジュの詳細はこちら
他士業・他業種とのスムーズな連携を実現する独自のコミュニティシステム
エグゼクティブセンターの利用者は「TEC Community™」へ加えられ、世界中のメンバーと交流できるようになります。同業・他士業との連携や、他業種とのコネクション構築など、ビジネスチャンスの拡大が期待できるでしょう。またメンバーシップ特典として、各種イベントへの参加や開催をサポートします。積極的に活用すれば、露出や知見が拡大し、事業の今後の可能性が広がるかもしれません。
>>エグゼクティブセンターのグローバルメンバーシップの詳細はこちら
最先端設備を完備したフレキシブルなレンタル会議室
エグゼクティブセンターのレンタル会議室は、少人数向けからステージ設置が可能なセミナースペースまで多彩なラインナップです。1時間から長期間まで、幅広く柔軟なレンタル期間に対応します。なおルーム内には、最先端のビデオ・Web会議システムを完備しているほか、設置や操作のサポートも多言語で提供します。ケータリングやバリスタサービスの注文も可能であり、ミーティングタイムがより充実した時間になるでしょう。
>>エグゼクティブセンターの貸し会議室・レンタルスペースの詳細はこちら
【東京】行政書士の拠点におすすめのエリア
以下では、エグゼクティブセンターが展開するプライベートオフィスのうち、特に行政書士の事務所として最適な3拠点をピックアップしました。
溜池山王エリア
法務局をはじめとする官公庁が集中する千代田区・溜池山王・赤坂は、行政書士の方に人気のエリアです。「エグゼクティブセンター 山王パークタワー」は、溜池山王駅・国会議事堂駅に直結する好立地で、業務遂行にあたって便利な条件・環境が整っています。
京橋エリア
行政書士の事務所は、信頼性の高いオフィス街に拠点を置くのがおすすめです。「エグゼクティブセンター 京橋エドグラン」は、日本屈指のビジネス街である銀座・日本橋に近接しています。日本を代表する有名企業が軒を連ねるエリアなので、ビジネスチャンスに恵まれるはずです。
行政書士の事務所にはよりハイグレードなサービスオフィスを
集客のポイントは、商業施設といった目に留まる立地を選ぶことです。東京を代表する商業エリア・渋谷区に位置する「エグゼクティブセンター セルリアンタワー」なら、多くの人から想起されやすい事務所になるでしょう。
行政書士の事務所にはよりハイグレードなサービスオフィスを

レンタルオフィスは行政書士の事務所として利用できますが、ビジネスの品位と信頼性を保持するには、どのようなサービスでもよいわけではありません。徹底したプライバシー性や防犯性はもちろん、利便性の高い立地とハイグレードな設備を兼ね備えた環境が必要です。ハイグレードかつリーズナブルな事務所をお探しなら、一流のプロフェッショナルのためのワークスペースを提供する「エグゼクティブセンター」のプライベートオフィスをぜひご検討ください。
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