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たった一つの空間が、フレキシブルオフィス懐疑派を真のロイヤリストに変えるまで —— 丸の内JPタワー

投資銀行家から金融データインサイトの世界的リーダーへ。ナダ・アルフソーナ氏が東京の拠点としてTEC丸の内JPタワーを選んだ理由、そして彼女が「どこまでもTECについていく」と語る真意に迫ります。
Crisil Coalition Greenwich社 ナダ・アルフソーナ(Nada Al-Hussona)氏

Crisil Coalition Greenwich社 ナダ・アルフソーナ(Nada Al-Hussona)氏

東京の金融街の一角に、世界を相手に自然体で仕事をこなす人物がいる。グローバル金融市場のリサーチとデータ分析を専門とする Crisil Coalition Greenwich社の日本オペレーションを率いる、ナダ・アルフソーナ (Nada Al-Hussona) 氏だ。ニューヨーク、ロンドン、ドバイと国際的なキャリアを積み、投資銀行を経て現在は東京から日本市場のビジネスを牽引している。約2年前、彼女が選んだ拠点は The Executive Centre (TEC) 丸の内JPタワーだった。

金融業界の中心地という立地条件だけでなく、ホテルのような上質な空間、インターナショナルなコミュニティ、そして世界中に広がるネットワーク。ナダ氏がTECを選び続ける理由は、時間とともに深化している。単なるオフィス選びを超えた「働く場所」への哲学を語っていただいた。

丸の内・JPタワーを選んだ理由

金融サービス業界において、クライアントとの物理的な距離感は業績に直結する。Crisil Coalition Greenwichが対話する主要な顧客層である大手銀行、証券会社、資産運用会社のほとんどは、丸の内エリアに本社や主要拠点を構えている。ナダ氏が東京オフィスの場所を検討した際、この地理的な必然性が最初の条件となっていた。

不動産エージェントとともにエリア内の複数のコワーキングスペースを見て回ったが、TECは最初から別格だった。他のスペースは機能的ではあるものの、どこか閉じた印象があり、働く人々のエネルギーが感じられなかったという。

「他のスペースと比べて、ここは国際的な活気が明らかに違いました。同じフロアには宇宙ビジネスの方もいると聞きましたし、バンカー、クリエイター、研究者など、本当に多様な人たちが共存しています。コミュニティとしての厚みが、最初から感じられました」

TECの貸し会議室でインタビューを受けるNada氏

「ここだ」と思った第一印象

初めてJPタワーのTECフロアへ足を踏み入れた瞬間、ナダ氏はある種の確信を得たという。それは「スペックの確認」ではなく、感覚的な共鳴だった。プロフェッショナルな雰囲気でありながら、蛍光灯のような無機質さはなく、自然光が差し込む美しく設計された空間が広がっていた。

「ドアを開けた瞬間に思ったのは、『ここなら私たちのブランドにふさわしい』ということです。プロフェッショナルで洗練されていながら、親しみやすさと温かさがある。卓越したスタンダードとパーソナライズされたサービス。まるでラグジュアリーホテルのロビーに入ったような感覚でした」

その直感は、今も繰り返し確認されている。クライアントを迎えるたびに、相手が同じ言葉を口にするからだ。「なんて素敵なオフィスなんだ」「まるでホテルみたいですね」。ナダ氏によれば、これまで訪れたクライアントの誰もがそう口にしたという。これは単なるデザインの良し悪しの問題ではなく、「ワークスペースに投資することは、私たちのプロフェッショナリズムをクライアントへ伝える強力なメッセージになるのです」とナダ氏は語る。

入居当初4名だったチームは現在9名にまで成長し、ロンドンやニューヨークから来日した同僚たちも「ここが一番好きなオフィスだ」と口をそろえる。

また、JPタワー14階から望む東京駅舎のパノラマも、日々の仕事のモチベーションを支えている。「東京タワーも美しいですが、私にとっては東京駅の方が特別。歴史と現代が重なり合うあの景色には、毎日見ても飽きない深みがある」とナダ氏は目を細める。

TEC JPタワーのラウンジエリアでインタビューを受けるNada氏 個室レンタルオフィスでインタビューを受けるNada氏

「コワーキング」の概念を覆す、真のプレミアム・ワークスペース

投資銀行出身のナダ氏にとって、”コワーキングスペース”という環境は馴染み深いものではなかった。チームメンバーの多くも「コワーキングスペース=仕事中もビールを片手に交流するような、カジュアルすぎる場所」というイメージを持っていたという。しかし実際に使い始めると、その質の高さと専門性に全員が驚いた。

「TECはグローバルな視点を持ちながら、日本の美意識と感性を見事に取り込んでいます。私の日本人スタッフたちも、ここがただのコワーキングスペースではないことをすぐに実感しました。IT環境の整備からパッケージの国際発送対応まで、まさに『Plug and Play』。必要なものはすべてすでに整っていて、私たちはただプラグを差し込むだけでいい。そんな環境です」

東京のサービスオフィスがグローバル企業のために設計され、クライアントがコアビジネスに集中できるよう、完全に管理されたインフラソリューションを提供しているからこそ実現できることです。ラップトップの海外発送を依頼すれば段ボールの調達から手配まで一括対応、来客時の受付サポート、さらには火災訓練などのビル管理まで、自社で抱える必要がない安心感が、ビジネスの本質に集中させてくれます。「スタッフへの信頼感こそが、このオフィスの最大の資産です」とナダ氏は力を込める。

貸し会議室でインタビューを受けるNada氏

日本の市場でTECを際立たせる「国際的ネットワーク」

TECのフレキシブルワークスペース・モデルが、日本の市場において他社を圧倒している点。それは「ネットワーク」です。

TECの拠点は横浜、拡大を続ける大阪、そしてドバイ、シンガポール、香港といったアジア太平洋の主要ハブにまで広がっています。平日は東京、週末はドバイで家族と過ごすといったグローバルなプロフェッショナルであるナダ氏にとって、世界中のどこでも同じクオリティの空間とサポートを受けられることは、「あれば嬉しいもの」ではなく「不可欠な差別化要因」なのです。

「もしTECが丸の内以外の場所に移っても、私はついていくと思います。それほど、このコミュニティと運営体制に信頼を置いています。日本でこれほど本格的な国際ネットワークを持つコワーキングスペースは、他にはないと感じています」

これは、多くの不動産ブランドが喉から手が出るほど欲しがる究極のロイヤリティ宣言と言えるでしょう。

日々のルーティンとコミュニティの温かさ

ナダ氏の一日は、バリスタが淹れる一杯のラテから始まる。忙しいスケジュールの中でも、その短い時間が一日のペースメーカーになっている。チームとの1対1ミーティングには個室よりもオープンスペースを好んで活用する。その理由は、心理的な安全性にある。

「開かれた場所のほうが、相手が本音を話しやすくなる。空間が、対話の質を変えるんです」

スタッフとの関係も深い。TECのマーケティングマネージャーとの何気ない会話から、「日本に来てまだ日が浅い、女性同士のつながりが少ない」というナダ氏の思いが共有され、女性向けネットワーキングイベントとして実現した。

「このオフィスで生まれた小さなアイデアが大きな現実になる。それがTECのコミュニティの力です」とナダ氏は言う。

バレンタインデーには女性スタッフ全員にチョコレートを贈るという習慣も自然に生まれた。日本とドバイ、それぞれの文化が混ざり合いながら、TECという空間の中で新しい伝統が育まれている。ポップコーンやフレンチトースト、厳選された職人によるドリンク。日本の伝統的な「おもてなし」と現代の国際的なホスピタリティが融合し、丸の内のガラスビルの中で、驚くほど自然に溶け合っています。

2年間を経て描く、理想のワークプレイス

約2年間TECで過ごし、チームを4名から9名へと育て、クライアントとの関係を深め、新しいコミュニティを築いてきたナダ氏。改めて「理想のワークプレイス」を問うと、その答えはシンプルだった。

「場所がどこであっても、同じクオリティの空間と人のつながりが保証される場所。それが私の理想です。最初にここを選んだ理由は立地でした。でも今、私がここにいる最大の理由はコミュニティです。もしTECが別の場所に移っても、私はついていくと思います」

「最初にここを選んだ理由は立地でしたが、今の私にとってTECは、場所以上の何かです」とナダ氏は静かに、しかし力強く語る。フレキシビリティ、インターナショナルなネットワーク、そして「人」への投資。TECが体現するこれらの価値は、日本という市場でグローバルビジネスを育てようとするすべてのリーダーにとって心強い支えとなるはずだ。

洗練されたラウンジエリアでインタビューを受けるNada氏