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会計士の開業はレンタルオフィスで!信頼性・効率性を高める事務所の選択肢
会計士が独立・開業するにあたって、第一の課題となるのが事務所選びです。ビジネスプランニングの一環でもあり、今後の運営に大きな影響を及ぼします。その際、選択肢の一つとなるのが「レンタルオフィス」です。今回は、レンタルオフィスで会計士事務所を立ち上げる手順と、拠点を置くのに最適なエリアを解説します。
公認会計士はレンタルオフィスで開業できる
公認会計士は、レンタルオフィスのほか、同一フロアをシェアするコワーキングスペースや物理的実体のないバーチャルオフィスにも事務所を置けます。基本的に、下記を満たせば開業できるとされており、事務所要件は特に定められていません。
- 公認会計士試験に合格していること
- 実務もしくは業務補助の従事経験が3年以上あること
- 実務補習を修了していること
ただし、開業や法人登記の可否はサービスによって異なるため、あらかじめ運営元の管理規約を確認してください。顧客層や地域柄、今後取り組む予定の事業内容に合わせてサービスを選定することで、最適な事務所が作れるでしょう。
なお、レンタルオフィスの詳細はこちらの記事をご覧ください。
レンタルオフィスとは?種類・従来のスタイルとの違いとメリット・デメリットを解説
レンタルオフィスを利用して会計士事務所を立ち上げる流れ

ここでは、レンタルオフィスで公認会計士の事務所を立ち上げる手順を3つのステップに分けて説明します。
1.レンタルオフィスの選定
まず、事業の事務所となるレンタルオフィスを選定します。会計士の事務所の選択肢は、主に以下の4種類です。
- レンタルオフィス:完全独立の個室タイプのオフィス
- サービスオフィス:ハイグレードなオフィスサービスに特化したレンタルオフィス
- コワーキングスペース:同一フロア・設備を他社とシェアするレンタルオフィス
- バーチャルオフィス:物理的実体のないレンタルオフィス
それぞれのメリット・デメリットを把握し、比較検討することで最適な事務所が選べます。
なお、各サービスの特徴や違いは、こちらの記事をご参照ください。
サービスオフィスとは?シェアオフィス・レンタルオフィスとの違いや活用シーンを紹介
レンタルオフィスと住所貸しサービスの違いとは?リスクとベネフィットを徹底比較
2.開業登録の申請
続いて、公認会計士の開業登録の申請を行います。公認会計士法第17条により、公認会計士として業務を行うには、日本会計士協会に申請し、名簿の登録を受けなければなりません。必要書類をそろえ、日本公認会計士協会へ簡易書留で郵送しましょう。
開業登録にかかる費用
公認会計士の開業登録にかかる費用は、主に以下の3種類です。
- 登録免許税:6万円
- 入会金および施設負担金 ※以下参照
- 各種振込手数料
現在の資格 | 開業登録申請の内容 | 入会金額 | 施設負担金額 |
---|---|---|---|
準会員 | 初めての開業登録 | 30,000円 | 50,000円 |
再登録 | - | ||
準会員以外 | 初めての開業登録 | 40,000円 | 50,000円 |
再登録 | - |
登録免許税は、日本公認会計士会が指定する振込先に納付のうえ、領収証書原本を公認会計士開業登録申請書の裏面に貼付してください。なお、入会金および施設負担金の払込方法は、銀行振込のみです。
開業登録に必要な書類一覧
公認会計士として開業登録する際は、日本公認会計士協会のウェブサイトにあるマイページで、以下の書類を作成しましょう。
- 公認会計士開業登録申請書
- 履歴書
- 宣誓書
- 入会届出書
- 開業登録などに係る本人の連絡先
- 会計士補登録のまつ消に関する届出書 ※会計士補の場合
- 準会員退会届出書 ※4号準会員(公認会計士試験合格者)の場合
上記はすべて、申請書作成システムに必要事項を入力するとPDFファイルが自動作成されます。
加えて、以下の書類を発行して添付してください。
- 公認会計士試験合格証書の写し ※平成17年までの公認会計士試験に合格している場合は公認会計士試験第三次試験合格証書(公認会計士・監査審査会が発行)
- 業務補助等の報告書受理番号通知書の写し(業務補助等報告書を提出した財務局が発行)
- 実務補習修了証書の写し(実務補習団体が発行)
- 身分(身元)証明書(本籍地の自治体が発行)
- 住民票 ※マイナンバーが入っていないもの(現住所を置く自治体が発行)
- 勤務証明書 ※現在別の事務所・会社・法人などに勤務している場合のみ(勤務先が発行)
- 登録簿 ※会社の役員などに就任している場合のみ(勤務先が発行)
- 入会金などの振込の控え(振込に利用した金融機関などが発行)
- 写真付きの本人確認書類 ※新規登録・再登録の場合のみ(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどのコピー)
- 理由書・医師の診断書など ※開業登録申請書の受付日から直近1年以内に職歴・学歴がない場合のみ
- 変更申請書類 ※会員登録内容(氏名、本籍、住所、勤務先)が現状と異なる場合のみ
- 戸籍謄本又は戸籍抄本 ※公認会計士試験合格証書に記載された氏名から変更がある場合のみ
- 旧姓使用申請書 ※旧姓を使用して業務を行う場合のみ
なお、原本の添付が必要な書類は、すべて3カ月以内に発行したものでなければなりません。登録審査会は基本的に毎月1回、特定の期日に開催されるので、書類の締切日を厳守のうえ、余裕をもって申請しましょう。
3.法人登記の手続き
法人として会社を設立する場合は、その後、2週間以内に法人登記の手続きを行います。手続きは、郵送またはオンラインで可能です。その際、はじめに登記申請書と指定の添付書類を管轄の法務局へ提出します。必要書類は設立する会社の種類によって異なるため、法務局のウェブサイトを確認してください。さらに、1円以上の任意の資本金の法人口座振込と、その額に応じた登録免許税、定款認証および謄本発行の手数料の納付が必要です。
なお、レンタルオフィスの住所を利用した法人登記の手続きについては、こちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひ併せてご覧ください。
レンタルオフィスで法人登記できる?会社設立の方法・費用とメリット・デメリット
会計士事務所に最適なエグゼクティブセンターのオフィスサービス
会計士事務所に必要なのは、信頼感が高められるハイクラスなワークスペースです。プロフェッショナルにふさわしい事務所をお探しなら、ハイグレードなサービスオフィスを展開する「エグゼクティブセンター」におまかせください。以下では、当社が会計士の事務所として選ばれる7つの理由を解説します。
ラグジュアリーな立地
エグゼクティブセンターのプライベートオフィスはすべてビジネス一等地にあります。最寄駅からのアクセスも良好で、集客にも効果的です。
>>エグゼクティブセンターの拠点一覧はこちら
洗練された外装・内装
エグゼクティブセンターのプライベートオフィスが拠点を置くのは、内装・外装が洗練された一流のビジネスオフィスビルです。利用人数に応じて選べる豊富なワークスペースを用意しており、契約期間中のワークスペースの拡大・縮小にも柔軟に対応します。
>>エグゼクティブセンターのプライベートオフィスの詳細はこちら
多彩かつ専門的なオフィスサービス
エグゼクティブセンターはオフィスサポートも一流です。有人受付による電話・郵便および来客の一次対応のほか、専門スタッフによる秘書・経理やITコンサルティングなどのバックオフィスサービスを提供します。
>>エグゼクティブセンターのビジネスコンシェルジュの詳細はこちら
安心のハイセキュリティ
エグゼクティブセンターでは、完全独立の施錠およびキーレスアクセスが可能な個室と、有人エントランスを完備しています。監視・警報システムも備えており、不審者の侵入を許しません。また、堅固なセキュリティを備えたホスティングシステムである独自のミニデータセンターを提供します。専用インターネット回線や、IPアドレスの利用も可能です。
>>エグゼクティブセンターのミニデータセンターの詳細はこちら
コネクション構築における優位性
エグゼクティブセンターでは、世界中にネットワークを形成する独自のコミュニティを展開しています。利用者はメンバーシップサービスが利用できるため、グローバルなコネクション構築が実現するでしょう。
>>エグゼクティブセンターのグローバルメンバーシップの詳細はこちら
フレキシブルかつプレミアムなコワーキングスペース
エグゼクティブセンターでは、利用期間やワークスペースの種類によって選べる多彩なコワーキングスペースを展開中です。単なるオフィスシェアではなく、ラグジュアリーな内装設備が充実したオフィスサービスを提供し、フレキシブルなワークスタイルをバックアップします。
>>エグゼクティブセンターのコワーキングスペースの詳細はこちら
一等地のアドレスが活用できるバーチャルオフィス
エグゼクティブセンターでは、個室のプライベートオフィスのほか、住所貸しのみのバーチャルオフィスも展開しています。一等地のアドレスだけではなく、電話・郵便物の対応やコワーキングスペースの提供など、ニーズや課題に応じて利用できるリーズナブルなパッケージをご用意しました。
>>エグゼクティブセンターのバーチャルオフィスの詳細はこちら
【東京】会計士の拠点におすすめのエリア
会計士の事務所は、メインターゲットとなる顧客層の集客に適した立地に拠点を置くことが望ましいといえます。
エグゼクティブセンターのオフィスソリューションは、ニーズや課題に応じて選べるハイクラスなアドレスです。特に、幅広く集客したいという方には、ビジネスの中心地・東京駅直結の「新丸の内センタービル」や「JPタワー」が適しています。
一方、スタートアップやIPO支援に力を入れたいという方には、再開発でビジネス機能の強化が進むエリアがおすすめです。特に会計士の方からは、周辺環境が良く、各地へのアクセスも良好な「神宮前タワービルディング」や「世界貿易センタービルディング南館」が人気を博しています。
会計士事務所にするレンタルオフィスを探すならエグゼクティブセンターへ

これから独立・開業や事業を展開する会計士の方にとって、事務所は社会的信用度やブランドイメージを大きく左右する要素です。集客力の向上や、働きやすさにも直結します。特に信頼性が重視される会計士といった士業の事務所は、設備やサービスの充実度はもちろん、立地にこだわって選定することも大切です。プロフェッショナルにふさわしいハイグレードかつラグジュアリーな「エグゼクティブセンター」のサービスオフィスで、ビジネスチャンスを広げましょう。
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